代表メッセージ

流通菓子生産から、付加価値ビジネスへの転換

山中製菓は昭和9年創業の飴の製造メーカーです。
創業当時は原材料の砂糖や水飴が均質ではなく、かつ包装資材もしっかりしていませんでした。そのため小売店の店先で溶けない飴を作れるのが良いメーカーと言われ、当社の創業者も、均一で溶けない飴を炊くことにこだわり、皆様に製品をご提供して参りました。
それから半世紀以上が経ち、市場全体の規模はほとんど変化していませんが、百円均一ショップやコンビニエンスストアの台頭により大手メーカーの寡占が進み、中小メーカーは、ただおいしい飴を供給し続けるだけでは生き残れない時代が訪れています。
そのような中で、当社もコンビニ・百均などの流通菓子分野に手を出していた時期もありました。売上げは当然上がりましたが、この先、価格競争で頭打ちになることが目に見えたため撤退し、今ではディズニーストアをはじめ、企業、団体オーダーメイドの飴の製造や、機能性飴、のど飴、など自社オリジナル製品を製造しています。

世界のウォルトディズニーのビジネスパートナーとして

飴は食品ですが、色、味、形が比較的自由になり、プラスチックのような素材として取り扱うことができます。
お祭りの屋台で、様々なキャラクターや動物の姿の棒付き飴を見かけて、その味ではなく、形や色に心を惹かれた記憶はありませんか?
このように、飴は雑貨的な力を持ち、キャラクターとの親和性が良く、私たちは皆さんが良くご存知の様々なキャラクターの製品を製造して参りました。岐阜県のこんな小さな企業が、世界のウォルトディズニー直営店のお菓子の大半を供給しているとは、ほとんどの方は思わないでしょう。

私たちがディズニーショップ、レゴランドなどからご用命を頂いている理由は、きちんとした製品を作ることはもちろんですが、お客様の企画を、製品からパッケージまで一社で実現できる総合力と、徹底した品質管理力によるものと自負しています。

オーダーメイド商品をご依頼下さるお客様は、ほぼお菓子の知識をお持ちではありません。時には、お菓子業界のセオリーを超えたご要望を承ることもあります。
しかしそれは私たちが固定概念を打破するチャンスです。出来る限り実現するのが当社の使命だと考えています。
ご要望に柔軟にご対応するためにも、工場は、衛生品質関連の施設は最新ですが、多品種少量生産が可能な昔ながらの製造ラインのままを守り続けています。

中小企業の飴工場では職人さんが前掛けをつけてタオルで汗を拭いながら、飴を炊くのが当たり前でした。しかし、当社ではオール電化で一年中空調管理を行っているため、生菓子工場レベルの服装規定を守ることができ、高い衛生品質が可能になりました。数々の工場を見て来た大手企業の監査員にも、全員が白衣を着て飴を作っている姿を見ると「ここを選びましょう。」言って頂けます。

食べたいから買う、から買いたいから、「買う」へ

これからの日本は人口が減少し、消費力も落ちて行くことが予想されます。
その時、雑貨は「使う」「使わない」で購入を迷いますが、お菓子の要素が加わると、食べられるからいいか、と購入の後押しができます。
それに加え消費者の購入を促進するためには、よりきめ細かいニーズへの対応が必要になると考えています。
従来は飴の製造ロットよりも包材のロットが大きかったため、小回りが利きづらく細かいご要望にお応えすることができませんでした。
しかし、デジタル印刷の導入により、包材も小ロットで生産できるようになり、多品種メガロット生産への対応が可能になりつつあります。
私たちにとっても手間はかかりますが、今まで以上に柔軟さを増してお客様のご要望にお応えできるようになり、飴の可能性をもっと広げられると確信しています。
今後も私たちは品質、コスト管理、きちんとした納期管理と柔らかさで、今後もエンドユーザーが喜ぶ飴をご提供し、お客様のビジネスを支援し続ける所存です。

揺るがぬ想い。子どもたちに夢を

若かりし頃、進学のため上京した私は、岐阜県ってどこ?と言われ続け恥ずかしい思いを繰り返して来ました。
今の子どもたちも多かれ少なかれ同じような思いを味わうことでしょう。
彼らが外の世界に出た時に、同じ悲しみを味わせないように。街が子供たちに持たせてあげるものが欲しい、地域の誇りが欲しい、その気持ちで会社としてFC岐阜の応援を続けて来ました。
帰郷して十数年、ようやく地域への恩返しができたと思っています。
今では地元だけではなく、世界の貧困に苦しむ子どもたちを支援するワールド・ビジョンも実施しています。

未来を担う子供たちに夢を与え続ける
それが子供向けの駄菓子から始まった山中製菓の社会貢献です。

代表取締役 中西謙司

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